八戸工業大学 工作技術センターは学生を支援します

所長挨拶 佐藤 学 機械工学科学科長

   ものづくりは人づくり


 本センターは、昭和48年の本学校舎第2期工事の機械工学専門棟と共に設置された「工作工場」が昭和61年の増築工事後、平成6年に「工作技術センター」と改称されて現在に至っているものです。本学の特徴的な教育研究に必要とされる物品の製作やそのメンテナンスを行っています。現在、溶接、旋盤、マシニングセンタ・フライス盤、仕上げに関する1級技能士または溶接管理技術者が4名、職員として在籍しています。

 講義科目のひとつである「機械工作実習」では、機械装置の扱いはもちろんのこと、ものづくりに不可欠な段取りや整理整頓の大切さや安全管理についての実習指導を教員とともに行っています。各学科の卒業研究やロボットコンテストなどで学生が行う設計・製作に対する的確な指導は、一歩進んだ成果をもたらしています。さらに、技能検定資格取得支援活動を継続して行なっています。県内外の工業高校にも連携して展開しています。

 新しい工作技術の調査もセンター業務のひとつとして位置付け継続しています。研修会や展示会への出席参加などによるSD活動のほか、加工技術に関連した研究開発への協力も進めています。今後は、教育ツールとしての工作技術の動画制作や教育機材の製作とその発信にも力を入れていきたいと計画しています。

 引き続き、皆様の御支援を賜りますようお願い申し上げます。