所長挨拶 太田 勝 工学部工学科長補佐
ものづくりは人づくり
工作技術センターでは時代の変化に応じて施設内の設備も新しいものに更新し、本学の研究、教育の要望に応えられる体制を整えています。3D-CADで作成したデータを3Dプリンタで出力して部品を作製することもできますが、工作技術センターの目標に掲げているように「手や足を動かし、実際に機械加工等をして見せることに努める」を実践し、多くの学生にモノづくりの大切さと達成感を与えるようにしています。
主な業務として、機械工作実習やプロジェクト実習などの実技指導、実験装置の作成、機器補修等のテクニカルサービス、機械保全、機械加工等といった技能検定の講習を行っています 。
実習の指導においては、機械工学コースの学生にロボットの製作指導を行い、毎年12月に行われるロボットコンテストで披露しています。テクニカルサービスでは研究用実験装置だけではなく、ロボット工学実習の教材の製作など、教育面でのサポートも行っています。技能検定の講習においては、本学学生だけでなく近隣の高校生にも技術指導の依頼が増えており、学生募集にも貢献しています。
また、令和6年度より、外国人特定技能エンジニアプログラム工業製品製造業分野機械金属加工区分における特定技能教育の指導も行うこととなりました。留学生に対して、特定技能1号試験に向けた基礎的な技術の講習等を行っています。
このような技術指導と同様に安全教育にも力を入れています。センター内で行われる実習は学内で行われる実習の中でも特に危険度が高いため、安全の手引きの配布、危険予知トレーニングの推進などを行い、安全に作業できるように万全の体制を整えています。
以上の業務を遂行しながら、学生の活動を支援しています。