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技能検定試験:機械保全(2級)

技能検定試験 機械保全 2級

工場の設備(ライン)における故障等に対して、診断し修復方法を指示する等、管理者をめざす学生は取得しておきたい資格である。

青森県機械系資格取得連絡協議会(齋藤正博教授・機械情報技術学科)が行った平成21年度企業アンケートの結果で「学生に取得して欲しい/勧めたい資格」で、最も多かったのが「機械保全」の資格である。

令和4年3月に3年生対象の就職懇談会が予定されているのでそれまでに2級取得をめざしましょう。

工学部の講義内容の応用と考えることができるので学生には有利である。

工作技術センターで実施する無料講習会で学習して、合格を目指しましょう。


試験概要

要素試験の概要

機械主要構成要素、潤滑剤、油圧・空気圧回路等の特徴、欠陥の原因等について判定する。

また、機械の異常時における検査方法、原因判定、対応措置等について判定する。

試験時間  1時間20分 (8問)


学科試験の概要

機械一般・電気一般・材料一般・機械工作法・機械要素・油・空気圧・機械保全法・安全衛生等、工学部の講義で学習する内容が多く含まれている。

試験時間 1時間40分(50題)


2級と3級について

3級は基礎的な内容の問題がほとんどである。(前期)

2級は実際の作業に必要な問題が多く含まれるため3級との差が大きい(後期)


要素試験の課題について(当センターに常設)

問題1から問題13のうち8問を実施

・問題1

 潤滑油とグリースについて。(装置機器に最適な潤滑油の選定等)

・問題2

 軸受損傷写真について。(現象・原因・対応措置など)。

・問題3

 歯車損傷写真について。(名称・現象・原因など)

・問題4

 排気ファンの振動について。(表から異常原因等を判定)

・問題5

 装置等(部品)の破断面について。(破断名称・特徴等)

・問題6

 軸の寸法の測定結果について。(ノギス・マイクロメーター等)

・問題7

 装置図面に示された軸受について。(名称等)

・問題8

 金属部品の表面粗さについて。(標準片との比較・測定波形・グラフ等)

・問題9

 油圧回路図について。(名称・不具合・原因・対策等)

・問題10

 空気圧回路図について。(名称・不具合・原因・対策等)

・問題11

 密封装置ついて。(シール・ガスケット・パッキン等)

・問題12

 キー・ピンについて。(名称・特徴)

・問題13

 弁(バルブ)ついて。(種類・特徴・故障・原因)